【2】どんな補助があるの?
空き家の利活用や防災対策、解体を行いたいときの費用の一部を補助しています。各制度の詳しい内容は、QRコードや市ホームページからご確認ください。
◆利活用
▽空き家改修補助制度
対象:空き家を改修して売却や貸出、または購入した空き家を改修する費用
築年数25年以上、平成27年4月1日以降に契約したもの
○最大50万円(対象経費の1/2以内)
3親等内の親族間での売買または賃貸借などは対象外
問合先:ふるさと振興課
【電話】42-8729
詳細はこちら
【URL】https://www.city.kasai.hyogo.jp/site/iju/27870.html
◆防災対策・解体
▽加西市住まいの耐震化促進事業補助金
※今年度の受付分は終了しました。令和8年度も実施予定です。
対象:昭和56年5月31日以前に着工された旧耐震基準の木造住宅で、耐震診断結果が基準未満の改修、建替、解体工事の費用
※加西市実施の耐震診断(無料)を受ける必要があります。
○改修工事 最大130万円※1
○建替工事 最大100万円※1
※1 市内で対象住宅を所有する県民で、所得1,200万円以下の方を対象、対象経費の4/5以内)
○除却(解体)工事 最大50万円※2
※2 市内で対象住宅を所有する県民で所得1,200万円以下の方、対象経費の23%以内)
問合先:建築課
【電話】42-8757
詳細はこちら
【URL】https://www.city.kasai.hyogo.jp/soshiki/57/28945.html
◆解体
▽加西市老朽危険空き家撤去事業補助金
対象:老朽危険空き家を解体する費用
※申請前に事前審査が必要
○特区内老朽危険空き家撤去事業(宇仁地区の空家所有者) 最大100万円
問合先:防災課
【電話】42-8751
詳細はこちら
【URL】https://www.city.kasai.hyogo.jp/soshiki/10/38514.html
【3】困ったらまず相談を
空き家に関する困りごとがありましたら、気軽にご相談ください。空き家が発生した際の利活用についても、「まだ先のこと」と思わずに、早めにご相談いただくことが何よりも将来的な安心につながります。
市では、空き家の適切な管理をサポートするため、相談内容に応じて関係部署と連携し、課題解決に向けて対応します。
■お問い合わせはこちらへ
▽利活用に関すること
売却・賃貸、空き家バンク、改修補助、定期相談会など
ふるさと振興課
【電話】42-8729
▽適切な管理に関すること
「特定空家等」、解体補助など
防災課
【電話】42-8751
■司法書士 藤原さんに伺いました
加西市空き家相談室相談員 司法書士 藤原友美さん
空き家に関する相談は、相続登記が未完了であるケースが多くを占めます。特に、土地の相続登記は完了しているものの、建物の相続登記が済んでいないという事例が多く見受けられます。
◇空き家を放置するリスクは?
放置すると、市から「特定空家等」に指定され、固定資産税が最大6倍になる法的なリスクや、建物の劣化による近隣への損害賠償責任や、不法投棄、犯罪の温床となるリスクも伴います。
◇相談するタイミングは?
相続が発生したときや登記に疑問を持ったときが相談のタイミングです。特に、相続登記は義務化されたため、納税通知書などで名義を確認し、早期にご相談ください。登記未了では将来の売却や利活用ができなくなる可能性があります。
◇専門家からアドバイス
まずは納税通知書や登記簿を確認してご自身の家の権利関係を知り、家族・親族と早い段階から具体的な話し合いを始めることが、トラブルを防ぐ最善の方法です。


