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[特集] どうする?「空き家」ー 知って、考えて、行動しましょうー(2)

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兵庫県加西市

【1】空き家のこれからを考えよう
◆空き家を管理できないときは?
今後使う予定のない空き家を所有している方は、管理が難しくなる前に、売却や賃貸といった活用を検討することが大切です。空き家は、老朽化が進むほど修繕や改修に多額の費用がかかり、その後の対応が難しくなります。「まだ大丈夫」と先送りしているうちに、損壊や倒壊などの思わぬリスクが大きくなることもあります。

◆空き家バンク制度を活用
市では、所有者などが空き家を「売却したい」あるいは「賃貸したい」と考えている物件の情報を登録・管理し、田舎暮らしを希望する都市部の方などへ紹介する制度を運用しています。この制度を通じて、空き家の有効活用と移住促進を推進します。登録された空き家は、新しい暮らしを求める方の利活用が可能です。「管理に困っている。誰かに使ってほしい」という所有者の願いと、新しい住まいを求める方の希望を結びつける制度です。

空き家バンク制度はこちら
【URL】https://www.city.kasai.hyogo.jp/site/iju/7491.html

〈売却の場合〉
メリット:
・維持管理の手間とお金が不要
・まとまったお金が得られる
・現金化により遺産分割が容易
・価値が下落するリスクの回避
デメリット:
・建物(資産)が失われる
・希望価格で売れない可能性
・境界確認など手間や経費がかかる可能性

〈賃貸の場合〉
メリット:
・家賃収入が得られる
・建物(資産)を持ち続けられる
・担保にして融資が受けられる
・換気や通水などの管理が不要
デメリット:
・入居者がいないと収入なし
・入居者とのトラブルの可能性
・リフォームする場合は経費がかかる

▽空き家バンク制度の仕組み
[空き家の所有者]
売りたい 貸したい

空き家バンク登録

[空き家バンク利用者]
買いたい 借りたい

空き家バンク申込

[加西市空き家バンク]
市ホームページに物件情報を掲載
・情報提供
・媒介依頼報告

[空き家登録事業者]
空き家に関する調査・媒介・交渉など
・現地調査
・買い手探し
・媒介契約
・売買契約

◆土地として活用(解体)
売却や賃貸が難しい空き家は、建物を解体して土地として活用する方法もあります。建物を取り壊すことで、維持管理にかかる負担や費用を軽減できるほか、相続時の手続きが円滑になります。
一方で、解体には費用がかかるほか、固定資産税等の住宅用地特例が適用されなくなる場合があります。また、都市計画法や他の法令などの制限により、再び建物を建てられない場合があります。解体を検討する際は、費用やリスクを十分に理解することが大切です。工事内容が適正か確認するため、複数業者から見積もりを依頼しましょう。

◆「加西市空き家の手引き」
「加西市空き家の手引き」は、市役所3階防災課の窓口でお配りしています。
必要な方は、ご連絡ください。

適切な管理から利活用まで、所有者向けに詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

問合先:防災課
【電話】42-8751

       

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