皆さんは、加西市のごみの現状をご存じでしょうか?正しく分別できていますか?ごみを捨てるときに困ったことはありませんか?ごみを分別し、捨てるときに少し工夫することで、ごみの量を減らせます。ルールを守って正しく分別や減量を行いましょう。
◆ごみの量は年々増加
令和5年度のごみの年間排出量は1万2866トンで、1人1日あたりのごみの量は約840グラム、年間にすると1人あたり約307キログラムにもなっています。年々ごみの量が増えており、深刻な状況になっています。
▽ごみの年間排出量と1人1日あたりの量
年間排出量(単位:トン):1人1日あたりの量(単位:グラム)
[R3]12,708:811
[R4]12,813:828
[R5]12,866:840
◎ごみの量が増加
◆ごみ処理費用を減らすには
ごみの処理にかかる費用は、ごみの量が増えるとそれに伴って増加します。
平成26年度から、加西市は燃やすごみを小野クリーンセンター(小野市、加東市、加西市の3市で共同運営=以下「センター」)で処理しています。そのため、3市の家庭などから出される燃やすごみは、センターに運ばれて処理されていますので、各市でごみの減量に取り組んでいく必要があります。加西市の燃やすごみの量が減ると、センターに運ばれる燃やすごみの処理費用が減ることに伴い、共同処理にかかる加西市負担金も減少します。
▽加西市のごみ処理費用
4億284万円(1年あたり)
(市民1人あたり9,595円)
令和5年度
※一般廃棄物処理事業実態調査より
■ごみを減らすためには
◆家庭から出るごみの状況
家庭から出るごみ(家庭系ごみ)は、加西市で収集・処理しているごみ全体の約6割を占めており、「燃やすごみ」、「粗大ごみ」、「資源ごみ」、「埋立ごみ」の4種類に分類されます。中でも、「燃やすごみ」はごみ処理費用に大きく関係します。
〈燃やすごみの内訳〉
・紙・布類 44%
・生ごみ・プラスチック類 40%
・その他 16%
〈家庭系ごみ〉
・燃やすごみ 80%
・粗大ごみ 10%
・資源ごみ 8%
・埋立ごみ 2%
「きちんと分別して燃やすごみを減らしましょう」
環境課職員
◆燃やすごみを減らすには?
燃やすごみを減らすためには、正しい分別を心がけることや、必要なものを必要な分だけ購入することが重要です。
▽なぜ分別するの?
ごみを分別する最大の目的は、燃やすごみの量を減らすことです。もし、燃やすごみと資源ごみを分別せずに全て燃やすごみとして捨ててしまうと、リサイクル可能な資源ごみも焼却されたり、埋め立てられたりしてしまいます。分別することで、センターで焼却処理されるごみの量が減少し、リサイクルされるため、結果的にごみとして処理される量が減ります。さらに、センターの焼却炉や埋め立て地の寿命を延ばすことにもつながります。
▽ごみになるものを減らす
食料品を必要な分だけ購入したり、詰め替え品を選んで容器ごみを減らしたり、ちょっとした心がけで燃やすごみを減らせます。
◆4割を占める紙・布類
燃やすごみの中で最も多いものは紙類です。主なものとして、お菓子などの箱、レトルト食品の紙箱、ティッシュの箱、紙パックなどがあります。これらは燃やすごみとして出すこともできますが、分別して資源ごみに出すことで、リサイクルされ、燃やすごみを減らせます。
また、新聞、雑誌、段ボールなどの古紙類、そしてお菓子やレトルト食品などの紙箱類、布類などは、できる限り集団回収(美バースなど)を利用しましょう。そうすることで、リサイクル推進につながります。
◆資源ごみへ分けましょう
ペットボトルや紙パック・トレイなどを燃やすごみとして出していませんか?分別して資源ごみとして出すことで燃やすごみの量を減らせます。
◆生ごみの8割は水分
台所から出る生ごみは、料理くず、残飯、果物くずなどがあります。生ごみは、できるだけ濡らさないようにし、よく乾かすことで水分を減らし、重量を軽くすることができます。
また、次のページでは、生ごみの水分を減らす取り組みとして、「生ごみひとしぼり運動」をご紹介します。ぜひ、実践してください。
◎市指定ごみ袋
年間で約160万枚も使用されています
「燃やすごみ」、「埋立ごみ」を出すときは、市指定ごみ袋に入れてターミナルに出します。
ごみ袋の大きさは、全部で3種類(大・中・小)あります。ごみの量をできるだけ減らし、ごみ袋の購入費用も抑えましょう。
問合先:環境課
【電話】42-8719