〈令和8年4月スタート予定〉
■新しい土地利用制度を解説
市街化調整区域が廃止されると、新しい土地利用制度が始まります。どのように変わるか概要を解説します。
◎課題解決をめざして変わっていきます
人口減少、地域活力の低下に対応するため 厳しい規制から緩やかな規制へ
暮らしの変化に機動的に対応するため 県主体から市主体の土地利用コントロールへ
◆加西市の都市計画区域どう変わる?
[現在]
◇線引き都市計画区域
▽市街化区域
用途地域
北条市街地・産業団地など
▽市街化調整区域
原則
建築:不可能
建築できる用途を一部に限定
[廃止後(令和8年4月)予定]
◇非線引き都市計画区域
▽用途地域…北条市街地・産業団地など
(旧市街化区域に該当…建築規制に大きな変更はありません。)
▽特定用途制限地域
原則
建築:可能
建築できない用途を一部規定
旧市街化調整区域に該当
◎ここが変わる!
建築規制が緩和されます。
(1)誰でも住宅建築が可能になります。
(2)住宅兼カフェなど兼用住宅の建築が可能になります。
(3)空き家が活用しやすくなります。
※都市計画区域外(西在田地区の全部および日吉地区と在田地区の一部):建築規制に変更はありません。
〈注意〉
区域区分廃止は、正式決定されたものではありません。
廃止を見越しての土地の売買には十分ご注意下さい。
空き家活用、移住定住促進、地域の事業所の拡張・移転、企業誘致などに機動的に対応し、地域主体のまちづくりに取り組んでいきます。
◆どうなる?手続きと税金
◇開発許可の手続き
▽対象面積
1000平方メートル以上から3000平方メートル以上へ変更されます。
◇農地転用の手続き
▽旧市街化調整区域…変更ありません。
▽旧市街化区域…届出制から許可制へ変更。
※原則許可されます。
〈注意〉
農地法、農振法の規制があるため、農地転用がしやすくなるわけではありません。
◇税金
▽旧市街化調整区域
建築規制が緩和されることによる、固定資産税の変更はありません。
※周辺の土地利用が進むなど土地需要に変化が生じた場合、固定資産税が変更される可能性があります。
▽旧市街化区域
固定資産税は変更ありません。
ただし、旧市街化区域内の農地は減額されます。
【住民説明会】
区域区分(線引き)の廃止についての住民説明会を開催します。
地区:日時:場所
・北条地区 12月17日(火)19時~ 健康福祉会館 2階研修室
・加西地区 12月19日(木)19時~ 南部公民館 2階農事研修室
・市内全地区 12月22日(日)14時~ 健康福祉会館 大ホール
・善防地区 12月23日(月)19時~ 善防公民館 2階研修室大
・泉地区 12月25日(水)19時~ 北部公民館 2階視聴覚室
問合先:都市計画課
【電話】42-8753