■令和7年度施政方針
2月25日開会の市議会3月定例会において、高橋市長が令和7年度の「施政方針」を示しました。
◆「人と人とのつながり」で輝くまちへ
本年は、阪神・淡路大震災の発生から30年という節目の年であると同時に、昨年の能登半島地震とその後の豪雨災害や、南海トラフ地震臨時情報など、改めて、市民の生命と財産を守ることが、行政最大の責務であることを再認識しております。
人口減少の抑制については、「若者・女性にも選ばれる」まちを目指し、現在の子育て支援施策を継続し、民間事業者と連携して住宅団地整備を進め、魅力的な居住環境を提供してまいります。
また、加西インター産業団地の整備や、病院移転先でのメディカルタウン構想を核とした、地域の活性化と雇用促進を図ります。
人口の変化に対応したまちづくりとして、小中学校の再編に取り組んでいますが、令和8年4月に泉地区の4小学校を統合し、新たな「泉小学校」がスタートします。
今後も、多様な人との関わりと、学びの機会を確保し、持続可能な教育環境の創出に努めます。
加西市の持つ地域資源の潜在力を十分に活用し、魅力を創出することはもとより、「人と人とのつながり」が、人口減少を乗り越える力となりうると考えています。
行政だけでなく、市民一人一人が手を取り合い、支え合うことで、地域の課題解決や、地域の中で新たなつながりが生まれ、持続可能でより住みやすいまちとなります。
今後、大型事業が本格化してまいりますが、皆さまからのお声をいただき、相互理解を図りながら、将来にわたって希望を持って、心豊かに暮らすことができる加西市を創造してまいります。
※市長施政方針より一部抜粋して要約
■4つの基本方針で施策を展開
1 子育てを応援し、暮らしを愉しむ
(1)新しい家族と出会い、育むための支援の充実
安心して子育てができるよう継続的な支援を行います。
(2)子どもの教育の充実
次世代型人材を育成するための挑戦・協働・創造する力を養います。
(3)生涯にわたって学び、楽しめる環境づくり
さまざまな世代が、生涯にわたって学び、楽しめる環境づくりを推進します。
(4)くらしを支える福祉・医療の充実
住み慣れた地域で安心して暮らせるよう支援します。
加西病院は、基本設計、実施設計に着手し、令和12年度の開院に向けて取り組みます。
2 活力とにぎわいのあるまちを育む
(5)農業の再生と活性化
農業従事者の確保と育成、農業環境の充実に取り組みます。
(6)商工業の振興と新展開
経済の活性化を図り、キャッシュレス決済の普及、働く環境の整備を進めます。
(7)地域資源の活用と人の流れの創出
地場産品の開発と伝統文化の支援、若者の移住・定住を促進し、地域活性化を図ります。
3 快適に暮らせる安全な社会をつくる
(8)安全・安心に暮らせる環境の充実
令和7年度から建設が始まる第二付属棟は、災害時の防災拠点としての役割を持ち、災害に強いまちを目指します。
(9)快適な都市空間の創出
令和8年3月末の決定を目標に、線引きの廃止を進めます。
再エネ電力の地産地消と市内の脱炭素化に向けた取り組みを加速させます。
(10)安全性と利便性が確保された都市基盤の整備
地域の要望に応じた市道や通学路の整備、河川や橋梁の修繕、都市公園の活用を推進します。
4 ともに活躍しまちの魅力を高める
(11)協創のまちづくりの推進
各地区の活動拠点支援と、若者・女性が活躍できる環境を整え、移住・定住を促進します。
(12)お互いを認め、尊重し合える社会の実現
誰もが自分らしく生きられる地域づくりを目指します。
(13)効率的で持続可能な行財政の推進
さまざまな主体の協働で新たなサービスを創出し、幸福度の高いまちを目指します。
問合先:政策課
【電話】42-8700