CKD(慢性腎臓病)とは、腎臓障害または腎機能の低下が3カ月以上続いている状態のことを言います。日本では成人の5人に1人がその状態と言われており、誰もがかかる可能性がある身近な病気です。
腎臓は『沈黙の臓器』と言われ、自覚症状がなくてもそのはたらきが低下し、注意が必要な場合があります。このような場合は、腎臓に負担をかけないように薬の種類や分量の調整が必要です。
このたび、市民の皆さまの腎臓を守るため加西市医師会、歯科医師会、薬剤師会などと加西市が共同し「CKDシール」を作成しました。腎機能の状態を示す『eGFR』の値が基準を超える場合に、シールをお薬手帳に貼ることで複数の主治医・薬剤師が大切な情報を共有し、腎臓に負担をかけない薬に調整します。
《QandA》
Q.どんな人にCKDシールを貼るの?
A.eGFR(イージーエフアール)の数値を主治医が確認し、30未満の方はピンク色のシール、60未満の方は黄色のシールを貼ります。
Q.お薬手帳がいっぱいになり、新しいお薬手帳になるときもシールを貼ってもらえるの?
A.新しい手帳にも貼ってもらえます。かかりつけの薬局窓口でご相談ください。
Q.eGFR(イージーエフアール)って何?
A.血液の検査の一つで腎臓の機能を表す数値です。体内の老廃物をどれくらい尿に排泄する能力があるかを示しています。
Q.シールを貼ってもらった「お薬手帳」はどうすればいいの?
A.医療機関での治療や検査、薬の処方の際に主治医にお見せください(歯科医でも必要な場合はあります)。また、薬局で薬を受け取る時も薬剤師にお見せください。
◎詳しくは加西市内の医療機関でご相談ください。
問合先:健康課
【電話】42-8723