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阪神・淡路大震災から 30年 見直そう 災害への備え(1)

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兵庫県加西市

この30年、日本各地で多くの自然災害が発生しました。避難所での長蛇の列や、救助物資が手に入らない状況を記憶されている方も多いのではないでしょうか。
阪神・淡路大震災から30年。一度、自分を守るための備えを見直してみませんか。

■食料を備える
大きな災害が起こった時、ライフラインが寸断することが考えられます。今回は、物資の提供が止まったとき、生きていくために大切な食べ物の備え方について見直していきましょう。

《ステップ1》自分に必要な備蓄量を知る
Q:あなたが1日の中で長く過ごす場所はどこですか?
A:災害時には、水・食料がない。電気・ガスが止まる。電話が通じないなど、日頃の暮らしができなくなることが多く起こります。
1日の中で長く過ごす場所には、あらかじめ水や食料を備蓄しておきましょう。

Q:あなたが1日生活するのに、どのくらいの水と食料が必要ですか?
A:非常時に、ライフラインが途絶え、救援物資がすぐに届かなかったとしても、何日間は自給自足でしのげるぐらいの水と食料を備蓄しておきましょう。

・水…1人1日当たり 約3リットル
・食料…少なくとも3日間分 1週間分あれば安心!

《ステップ2》持ち出す食料を準備する
▽日常の外出時には 携帯食
いつも携帯して持ち歩く食料です。いつも使うバックやポケットに入れ、身につけておくと、いつどこで被災するかわからない災害時での安心につながります。
例)チョコレート、あめ、栄養補助食品など

▽とっさの時の持ち出しには 非常食
とっさの時に、さっと持ち出して逃げられるコンパクトな非常持ち出し袋に入れておく食料です。避難所などに逃げるときに、これだけは持っていきたいという最低限の備えです。
例)乾パンなど、水・調理なしで、そのまま食べられるもの

《ステップ3》おうちの備蓄は循環させる
普段からできる備蓄方法で、ローリングストック(家庭内循環備蓄方式)という備蓄方法があります。ローリング(使う/回転する)と、ストック(買う/備蓄する)の言葉を組み合わせたものです。水・食料を少し多めにストックし、日常生活の中で消費した分を買い足すことで、常に多めに在庫を持っておきましょう。

〈ポイント〉
半年に1回もしくは年1回は、家庭や職場などで非常食を食べて循環させましょう!
暮らしの中で非常食に慣れ親しんでおくことが、災害時の食生活のストレス軽減にもつながります。

       

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